東北で初、鶴岡地区医師会

ホームページを開設


 鶴岡地区医師会(渡部直哉会長)は、インターネットの一ムページを開設し、今月一日から運用を始めた。同医師会会員の医療機関案内や、荘内地区健康管理センーなど同医師会が運営する施設の業務用容、話題の疾患を専門医が分かりやすく解説するぺ?ジなどを設置している。東北地区の医師会では初の開設。

 同医師会では、今回のホームページ開設を足掛かりに、将来は、コンビユーターを便っで高齢者に関する情報報などを共有管理するネソトーク網を構築し、医療、福祉機関などが連携した高齢者ケアに役立てていきたいとしている。

 インターネットを活用して、一般へさまざまな情報を提供することで、医師会の活動や医療に対する理解を深めてもらうとともに、医師会内の情報伝達の迅速化を図ることを目的に開設した。鶴岡地区医師会のコンビユー一利用検討委員会(中目千之委員長)委員で三原皮膚科(鶴岡市錦町)院長の三原一郎さんが中心となって、今年一月から作成作業を進めてきた。

 内容は、医師会の紹介、荘内地区健康管理センター、訪問看護ステーション、鶴岡准看護学院の業務を紹介する「関連施設案内」、花粉症やアトー性皮膚炎などの疾患を専門医が分かりやすく解説する「トピックス、鶴岡田川地区の中学校単位で各種医療機関の所在地や診療内容を紹介する「医療機関案内」、医師会会員への学会案内や一般への健診日程を伝える「広報の広場」など八項目で構成されている。三原院長によると、全国でも医飾会のホームページは数多く開設されているものの、「医師会の紹介程度が多く、これだけ豊富な医療情報を提供している例は全国的にみても少ない」という。

 一方、同医師会のコンピュータ利用検討委員会では、今回の一ムページの開設を足掛かりに2,3年先をめどに、インターネットを利用した「医療情報ネツトワーク」の構築を目指す。三原院長によると、医師会独自で所有するサーパーコンピユーターを便つて、医師会を中心に介護支援センター、訪問介護ステーション、保健所などの行政、特別養護老人一ムといった医療、福祉の各機関が、寝たきり老人など高齢者の診断情報をインターネット上で交換し合い、寝たきり老人を中心とした高齢者ケアに対応したネットワーク網の整備を進めていくという。

ホームページアドレスは、http://www2.mwnet.or.jp/~tsurumed/
[荘内日報 1997/4/.6]